メンタルとトレード

 1.相場の事を知らないから負けるのか。
 2.なぜ損切りをするのか
 3.人生を変える方法
 4.生き残るための損切術
 5.1回のトレードに執着しすぎる愚
 6.精神力を鍛える?
 7.トレード手法はどうあるべきか
 8.「勝ち組は10%しかいない」の意味
 9.やる気を引き起こすには
10.成功のトレード法則

負け組の多くのトレーダーは、「自分は相場のことをよく知らないから負ける」と信じている。でも、「相場のことをよく知っていたら勝てる」のだろうか。あるいは逆に、「相場の事を知らなくても儲けている人がいる」のだろうか。まずは「相場のことをよく知っていたら勝てる」と言うのは本当か。これはウソである。優位性のあるトレード手法は、相場のある特定の局面の統計的データを利用して構築されている。例えば勝率65%の手...

今日はたくさんご質問をいただく損切りポイントについてのお話。まずは、なぜ損切りをするのかその理由を考えてみましょう。@ 玉を持っていても先行き好転する見込みがないから。A これ以上含み損を膨らませるとやばいから。おおざっぱに考えるとこの2つの理由に絞られるのではないでしょうか。私から見れば、@は非常に合理的な考え方である。Aは何でそこまでホールドするのかわからない。と言うことになります。なぜか。@...

今日は「意識を変えることで人生が変わる」と言うお話です。「自己効力感(self-efficacy)」と言う概念があります。これは心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された心理学用語です。人間は賢い動物であり、「無駄なことはしたくない」と思っています。人間は行動を起こそうとする時、「その行動を自分がどの程度上手く出来るか」と予測してしまいます。そしてその予測によって、その後の行動の生起は左右...

前回は、手法と言うものは仕掛けから損切りまで一つのロジックに基づいて構築されるべきであり、仕掛けた理由が消滅したなら損切りを行うのが正しい手法である、と言ったようなことを書きました。では、論理的な一貫性があればそれだけでいいのか、と言うことになりますね。1.含み損を抱えた時間は生殺し状態 実際に毎日トレードを行っていると、含み損を抱えたまま玉をホールドしている時間は、トレードを行っている時間の中で...

トレードは統計的に優位性がある事を前提に、その優位性が発揮できるまで回数を増やして利益を出す仕事です。例えば、勝率が65%の手法があるとします。勝率が65%ですから、100回トレードを行えば、必ず35回ぐらいは負けて損失を出し、残りの65回ぐらいは勝って、損失を補って余りある利益を出す、と言う事になります。この仕事では勝ったり負けたりすることは必然であり、一回一回の勝敗は全く何の意味も持ちません。...

前々回は、勝ち組に入るための最も簡単な方法は、『期待値がプラスの手法を一つで良いから使いこなせるようになる』事だ、と言う話をしました。前回は、『期待値がプラスの手法などいくらでもある』事を、ギャップと前日のローソク足の色の例を上げて説明しました。では、『手法を使いこなす』にはどうすれば良いか。1つの手法が使いこなせれば、取りあえず収支はプラスになるので、これが分かれば、取りあえず最低限の目標達成で...

今日のテーマは、「トレード手法はどうあるべきか」です。実戦を積んだ者にしか分らないし気づかないであろう、正に盲点ともいうべき重要ポイントです。長年トレードで利益を積み上げるには、出来るだけストレスの少ない手法を選択すべきです。それぞれのトレーダーの気質や能力にフィットしていない手法だと、途中で挫折する羽目になります。単に、表面的なパフォーマンスや勝率が良いだけでは、その人にとって本当に良い手法とは...

 トレードの難しさを表すために、『コンスタントに勝ち続けているトレーダーは全体の10%しかいない』とはよく言われることです。これまで3桁の受講生を指導してきた私も、これは真実だと思います。 しかし、『だれがやっても10人にひとりしか成功しない、とは言えない』とも思っています。 そもそも、「トレーダー全体」と言う分母にはどのようなトレーダーが含まれるのか、よく考えてみてください。 トレードを行ったこ...

今日は、面倒なことを行うための「やる気」を出すにはどうするか?と言うお話です。人にやる気を出させる薬があるのをご存知でしょうか。昔、漢方薬の中にマオウと言うぜんそくの薬がありました。これは気管支を拡張する効能があり、19世紀以前から使われていたそうです。でも、使いすぎると変な副作用が出てくることが分かりました。気分が高ぶるのです。でも、ぜんそくの薬なので、気管支だけに効果がある方がいい薬ですよね。...

マーケットが開く日は、毎朝、2つの事を確認しています。、一つはデイトレプラン、もう一つは値動きパターンです。デイトレプランはチャート上、注目される支持抵抗線などの重要ポイントを予めチェックして、その日のデイトレードに利用するわけです。基本的な使い方は、支持線では押し目買い、抵抗線では戻り売り、ですね。値動きパターンのシミュレーションは、寄り付き直後、前場、後場、の3つの時間帯において、売られやすい...

今日は、No.8の記事「手法はどうあるべきか」の続きです。この記事の骨子をおさらいしておくと、実戦で長期間使うことができる手法は、次の6つの要件を満たしたもの:1.連敗が少ない事2.気が滅入らない程度に勝率が良い事3.利確までのホールド時間が短い事4.損切幅が小さい事5.トレード機会が多い事6.1回あたりの運用金額が小さい事ひとつの手法にこんなにたくさんの条件を詰め込むことは、現実的にはほぼ不可能...

前回は、勝ち組になりたいのなら、「期待値がプラスの手法を一つだけで良いから使いこなせ」と言うようなお話をししました。その時、引き合いに出した個別銘柄の取引に使ったトレード手法はどういう手法かと言うと、X日間の高安値を寄り付きでブレイクしたら、ブレイクした方へ仕掛けると言ったものです。寄り付きでブレイクすると言う事は、当然ながらギャップを伴っている寄り付きですね。Xを20日にすることは比較的よく知ら...

今日はデータの二面性について。無料動画値動きシミュレーションを毎日ご覧になっている方は分かると思いますが、シミュレーターの値動きデータはドンピシャ当たる時と、全然当たらず全く逆の動きをするときがあります。たとえば、70%以上の確率で陰線になる、と言うデータがあっても、実際には30%の確率で陽線になるわけですから、当然と言えば当然ですね。トレーダーは優位性があるかないか、と言う事に関心を抱くことが多...


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