皆さんは、ザラ場の中でも値動きに特徴的なものが現れる時間帯がある事に気づきませんか。また、その特徴的な傾向をトレードに活用出来ないかと考えたことはありませんか。

 

 日経225先物のマーケットが開いているのは、9:00〜15:15まで。夕場もありますが、あれは全く別物と見ているので完全無視。さて、これをマーケットを動かす要因別に区分すると、いくつかの時間帯にわけることができそうですね。例えば、マーケットプロファイルと同様に30分ごとに分けてみるとこんな感じになります。

9:00〜9:30 このマーケットは前日の米国市場の影響でギャップを開けて始まることが多いのが特徴。この間の値動きはギャップの方向とその幅に         大な影響を受けていることは、シミュレーターのデータをみなくても明白です。中でも前日までに積み上がった玉が損切りされる時にはとても激しい値動きになります。誰が損切りに動くかは日足チャートを見ればわかりますね。
9:30〜10:00 ギャップに対するリアクションが終息し、日中足の指標が動き5分足の一目均衡表は9:40から当日の足だけの価格に基づいて計算されます。ここからイニシャルレンジ形成までは、売り方買い方がたがいに有利になるようチャート作りに励みます。
10:00〜10:30 イニシャルレンジブレイクアウトが発生する可能性が一番高い時間帯。つまり、仕掛けがあるならこの時間帯に仕掛けてくると言う事。
10:30〜11:00 仕掛けが成功するか、はたまたひっくり返されるか、大体この時間帯に決まります。前引け価格と仕掛けの方向が一致していば(つまり買いなら高く、売りなら安く引ける)仕掛けは成功、逆ならタートルスープ勢力の勝ち、と言う事になります。
11:00〜12:30 前後場制だったころのお昼休みで、大証の取引は継続ですが、実質的には多くのトレーダーが昼食をとるようで、出来高が低迷し、あまり動かなくなります。
12:30〜13:00 午前の仕掛けにおいて、仕掛けたほうが勝っているならトレンドデイになりやすく、その逆なら往って来いパターン。もし、このパターンを察知して仕掛けることができれば有効な手法です。
13:00〜13:30 この日のピーク・ボトムに接近していきます。
13:30〜14:00 ピーク・ボトムに到達すれば保合い局面に移行する時間帯。
14:00〜14:30 さらなる高値・安値をテストするようなら、その結果次第で流れが反転する可能性のある時間帯。デイトレーダにとってはこの時間帯は値幅的な限界点と時間的な限界点が同期しています。もう高値も安値も値幅出尽くしで更新しないと見れば、後は利食い・手仕舞いに動くだけ。
14:30〜15:15 デイトレーダーもお家に帰らねばならないので、本格的に手仕舞いの動きが出ます。

 

 

 みなさんも、自分なりの視点でザラ場を細かく分析してみてはどうでしょうか。トレードのヒントになるようなことが、案外簡単に見つかるかもしれません。


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