値幅と時間

スタートアップセミナーの1回目はチャートリーディングにおける最重要事項と言って
も過言でない「値幅と時間」についてです。仕掛けポイントを決める大原則です。むやみ
やたらに仕掛けるトレーダーが犯す間違いや失敗は、ここで説明する考え方が身について
いないことが原因である場合が多いと考えます。

 

 皆さんはザラ場でチャートを見ながらその時々の値幅的な上下限を探り、利食いや逆張
りの仕掛けポイントを見つけようとされていると思います。私たちも、当然ながら支持抵
抗線をチャートに表示させて、利食いや逆張りの仕掛けの際に利用しています。

 

 それでは水平方向の時間的な限界点を探すと言う事はされているでしょうか。例えば、
バンドウォークでダウントレンドが始まったとして、この下落がどこで止まるか、時間的
なめどを建てようとされていますか。

 

 一日の値幅が少なくとも100円程度あれば、その日のチャートは上昇・下降・保合い
の各局面を何回か繰り返すため、山や谷を形成することになります。
そして、こう言った山や谷は値幅的な限界点と時間的な限界点が同期したところに出来や
すいと考えられます。

 

 また、どちらの限界点がより機能しやすいかと言えば、それは時間的な限界点と言える
でしょう。値幅的な限界点は日によって変わる支持抵抗線の位置や出来高で変動しやすい
のに対し、時間的な限界点と言うのは相場つきに関係なくほぼ一定の周期でやってくると
言えます。

 

 そうなる大きな理由は2つ:

 

・取引時間は毎日同じであり、その中でポジションをとって決済をしなければならない
 ので、必然的に取引にリズムが生まれる。
・人間には集中力を持続できる時間的な限界があり、それを越えると玉をホールドし辛くなって、決済をし
 てしまう。

 

 私たちのトレード手法にはこれらの時間的限界点を利用したものがいくつかあります。
こう言った手法を駆使するためには常に時間経過に注意を払う必要があるので、チャート
を観察する際には同じ局面がどれだけ継続しているのかをチェックする習慣が身に付いて
きます。そして、こういう習慣が身につけば、中途半端なところで仕掛けたり、利食いを
したりする回数が目に見えて減ってきます。

 

 何も考えずにチャート見たときに、価格よりも先に経過時間を勘定しているようになれ
ば、プロの技術が一つ身に付いたと言えるでしょう。

 

■セミナー項目■

 

1.値幅と時間
2.ザラ場の時間帯
3.局面の推移−トレンドと保合い
4.出来高とボラティリティ(1)
5.出来高とボラティリティ(2)
6.フェイクアウト
7.板
8.寄り付きの仕掛け
9.伏線

 

有料セミナー受講前のウォーミングアップとして活用してください。もちろん、当無料セミナーだけ受講しても、あなたの相場を見る目がガラリと変わるはず!

 

新しいセミナー項目は無料メルマガで随時配信中です。

 

無料メルマガ登録・退会はこちらからどうぞ → 無料メルマガ登録・退会ペー



当サイトは携帯からもご覧頂けます。
上のQRコードを読み取るか、こちらからURLをメールで送信すると便利です。
トップへ戻る